若山美術館

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若山美術館便り

イベント


平成24年2月

Art&LOVE TOKYO 2012 参加企画

「ウォルター・クレインの世界展」

WALTER CRANE

(1845.8.14-1915.3.14)


2012年2月14日(火)~3月10日(土)


「ハンク・ブル展」

常設展示

 知日家のハンク・ブルが久しぶりに日本にくる。彼は1990年代の半ばに、カナダのバンクーバーで美術を紹介するセンターAを立ち上げそのディレクターを10年務めた後、ようやく本来のアーティストの仕事に戻った。その最初の発表の場が若山美術館である。最新作の海をテーマにした油彩画14点と、彼自身が文学や中国・日本美術史に親しんできたことから、南画・文人画の故郷の中国を訪れたときのビデオを編集した映像作品「ビデオ南画」が展示される。ベテランのアーティストらしく、時流に流されない悠々とした表現が、見る人を魅了するであろう。
美術史家 美術評論家 小倉正史

2012年5月15日~7月31日




ハンク・ブル展の詳細はこちらのPDFファイルをご覧ください。



平成23年4月


常設展(5月より開催)


「正ちゃんとその仲間たち展」

An Adventure of Printed Media

正ちゃん
東風人(画) 小星(作)「正ちゃんの冒険」(朝日新聞社)1924・07・06

4月開催の予定でしたが、諸事情により5月開催となります。
ご了承ください。


平成23年1月


常設展示室 増設!
「ラファエル前派 作品展示」

常設展示2

  • 「Queen Summer or the Tourney of the Lily & the Rose」(1891)
  • 「SHAKES PEARE'S TWO GENTLEMEN OF VERONA」(1894)
  • 「Proserpine」(1877)

 ラファエル前派とは19世紀の中頃、産業革命によって急激な近代化を遂げたヴィクトリア朝のイギリスで 絵画の革新を目指そうという理想を抱いた19歳から23歳の若い美術家・批評家(詩人など)から成るグループで、 1848年に『ラファエル前派兄弟団(PRB)という名前で設立されました。 この運動は19世紀後半の西洋美術において、印象派とならぶ一大運動であった象徴主義美術の先駆と考えられています。

 「ラファエル前派」という言葉は当初、自然科学的な正確さで描写された兄弟集団の作品に対してだけ向けられたものであり、 彼らの作品は様式上の革新と旧来とは一線を画した主題の選定によって特徴づけられています。 若い芸術家たちは当時の支配的な芸術理念を拒絶し、一人一人がそれぞれに彼らの考える精神的で、 徹底的に写実性を重んじた態度で芸術と取り組んでいました。 中世芸術のさまざま主題や15世紀のイタリア美術の生き生きとして鮮やかな色彩に魅了された彼らにとって、 ラファエロやその追随者の好む古典的な人物像や構図は唾棄すべきものであったはずです。 彼らの作品に見られる装飾性はユーゲントシュティールを先取りするものであり、1843年に解散することになりますが、 そこに属した芸術家の多くは彼らの念頭に置かれた課題、つまり、自然の多様化をそのままにカンヴァス上に定着する という課題から離れることはありませんでした。

 ラファエル前派の第二期はロセッティに代表されます。 彼は特にエドワード・コーリー・バーン=ジョーンズ(1833‐1898)やウィリアム・モリス(1834‐1896)の影響から 疑似中世主題に向い、彼の生み出した女性像は今日の美人画の典型のひとつとなっています。 19世紀末にはラファエル前派の影響が応用美術の世界、ステンドグラスや家具デザインにも及んでいきまた、 この時期には芸術のあらゆる側面で変化が生じ、ロイヤル・アカデミーもイングランドにおける芸術の潮流の支配権を 徐所に放棄せざるおえない状況となっていきました。 さらに19世紀には芸術を保護後援する役割が貴族階級から新たに生まれた中産階級の実業家などに移行していき、 彼らはラファエル前派の芸術に興味を持っていったのです。

 若山美術館では近代の機械主義や合理主義を超克しようとした神秘的な思想を持ったイギリスロマン主義、 建築や絵画にわたる近代運動、ここにあげたラファエロ前派、アール・ヌーボーに至る世紀初期から世紀末までの作品を 紹介しております。 彼らの思いは後に続くバウハウスや日本における民芸運動、そしてデザイン界まで、 そして今日にも大きな痕跡を残しているのです。

ユーゲント・シュティール(Jugendstil): 1896年に当時ドイツ世紀末芸術の中心地であったミュンヘンで刊行された雑誌『ユーゲント』(Die Jugend)に代表される ドイツ語圏の世紀末美術の傾向のこと。 「青春様式」と表記されることもある。 19世紀末から20世紀の初頭にかけて展開し、絵画や彫刻のほかにも、建築、室内装飾、家具デザイン、織物、 印刷物から文学・音楽などの所謂総合芸術として取り入れられた。


休館のお知らせ


通常通り:日、月曜日

ご予約、質問等ございましたら
若山美術館 info@wakayama-museum.comにお知らせください。

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